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会長日記

残念な『老松』・・😢

先日、大浜モデルの郵便受けに地元自治会から一枚の通知文が入っていました。「はまべの里西側の枯松伐採について」この団地の西側の湖岸道路との間に大きな松の木があるのですが、その大木が枯れて、台風などで倒れる危険があり、被害が予想されるため自治会として専門業者に伐採作業を依頼したとの内容です。

この地域は字名を「老松」といい、今でも湖岸沿いには松が多くあります。しかし、最近「松くい虫」のためか、枯れた木が多く、新しく植林もされているのですがとても追いつかない状態です。

最近まで緑を誇っていた立派な大木が、短期間に急に枯れてしまいました。松枯れは「マツノザイセンチュウ」という松くい虫が幹の中に入り込み、木の成長に必要な水分を通らなくしてしまう害虫被害で、虫の嫌がる松ヤニも出なくなり、症状が表れると治療法がなく確実に枯れてしまうそうです。

レッカー車で上から吊り上げておいて、職人さんが木に登って上の方から順に伐られていきます。

年輪から見ると私の年齢をはるかに超えていそうです。写真で見るより相当に太い切株です。

二股になった部分が切り取られ、かわいそうな姿です。

松は昔からめでたい樹木とされてきました。松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)といい、松の樹の緑色は千年の長い歳月を経ても風雪に耐え抜いて少しもその色を変えないと言われてきました。それがこんな赤茶けた状態になってしまい残念です。

変わってしまった風景

木には精霊が宿るとされ、長い年月を同じ場所に根を張って、私たちを見守ってくれている気がします。人の寿命が尽きても、木々はいつまでも生命を永らえると思っていたのですが、やはり生物として、様々な災禍から朽ちていくことの悲しみもあるのだと感じました。

今年は、観測史上最速で梅雨に突入してしまったそうです。ゴールデンウィークの頃は緑が最も映えるいい季節だとブログしていたのに、自然界は気まぐれです。

今一番癒されるのは、近隣の田んぼの「麦秋」の風景です。

社長