6月に入りいよいよ緑が濃くなってきました。真夏の暑さももう間もなくでしょうが、梅雨の合間の爽やかな空気の中散歩するのも楽しいものです。ロータリークラブの会議が京都の市街地であったので、ほんの少しだけ周辺を歩いてきました。

四条から三条の繁華街は大勢の人出でいつも雑踏となっていますが、三条通りから御池通りまで上がる道筋は一気に人が少なくなります。

三条京阪の駅から会議のある京都市役所前のホテルまで、久しぶりに高瀬川沿いに歩いて行きました。三条大橋を渡って木屋町通を上がるのですが、橋の東のたもとに「駅伝発祥の碑」なるものを初めて発見しました。なんでも大正６年（１９１７）４月に京都三条大橋から東京上野不忍池まで３日間かけて走ったのがわが国の最初の駅伝だそうです。

三条木屋町の角には、幕末に佐久間象山と大村益次郎が襲撃された石柱があります。

高瀬川は今から５０年前、私が京都に住んでいたころよりずいぶんときれいになったような気がします。東京銀座から里帰りした「しだれ柳」も何度か枯れたりしていましたが、なんとか健在です。

今まで何度となく前を通っていたのですが、入ったことがなかった「本能寺」の門をくぐってみました。あの織田信長が襲われた有名な本能寺は、当時もっと南西の四条西洞院にあったのですが、焼失後、天正１９年に豊臣秀吉の命で現在地に移築されたそうです。ビルに囲まれていて、境内を通り抜けていく近所の人たちがいます。

寺町通りに面している「総門」は国の登録有形文化財に指定されており、本堂には「日蓮聖人」の像があります。

境内には織田信長の供養塔があり、石塔の下には信長が愛用していた刀が眠っているそうです。

京都市役所の東隣がロータリークラブの会議のあったホテルオークラ京都です。

冒頭にご挨拶されたのは、国際ロータリーの第２６５０地区（京都、奈良、滋賀、福井）の今年度のトップであるガバナーと呼ばれる中本勝さんです。奈良で弁護士をされています。

参加者の皆さんはテーブルに別れ、熱心にディスカッションをしました。

会議終了後、御池通を地下鉄の駅まで歩いたのですが途中、市役所庁舎前の広場で盆踊りをやっていました。京都岐阜県人会主催で、有名な「郡上おどり」のイベントでした。私も今から１０年以上前ですが、８月に「郡上おどり」を見に行ったことを思い出しました。

また近くの通り沿いにはアジサイが植えられており、真っ青な花がとてもきれいで、皆さん写真を撮られていました。

梅雨直前の京都ミニ散策でした。

会長