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会長日記

ベテランたちの近影

1台の旋盤機械がトラックに乗せられてスクラップ屋さんに運ばれて行きました。弊社の鉄工事業部に来てから39年目の別れでした。その汚れ方とロープのかけ方が哀愁を誘います。

ここ何年かで、事務所移転やスペースづくり等のため、工場を整理したりして遊休機械を相当廃棄処分にしました。しかし、創業から68年を迎える国友グループ内で、最も古い部門である鉄工事業部の工場には、まだまだ昭和の時代から会社を支えてくれたベテランの機械たちが生き残っています。

関西鐵工製

固定資産台帳で記録にある最古参はこのシャーリング機械。昭和44年(1969年)当時244万円で購入しています。厚さ9ミリまでくらいの鉄板を切ることができます。

その当時と思われる写真がありました。奥の方がその機械ですね。足元の作業床には切断した鉄板の切れ端が散乱しています。安全環境面では今から考えると最悪です。

昭和40年代のシャーリング工場

次はスロッターというシャフトなんかにキー溝を入れる機械です。上下に動くだけの単純な機械なので長持ちしています。昭和45年からうちにいます。

山毛鉄工所製
大阪機工(OKK)製 立フライス盤

ちょうど御年50歳のご老体ですが、今でも粗削りなどで現役です。

吉田鉄工所製

穴を開けるボール盤は新旧とり混ぜて何台もありますが、この小型ラジアルはいつまでも頑丈そのものです。

アマダ製

この機械はリングフォーマーと言って、アングル鋼やパイプなんかを曲線に巻く機械です。材料や加工径によって金型が必要なのと微妙な加工操作が厄介なので、最近は丸いテーブルは物置になってしまっています。昭和57年(1982年)私が入社した翌年に、当時850万円も出して購入したのでよく覚えています。使ってないけれど簡単に捨てられないものの一つです。

大隈製フライス盤

これは確かヘッドが横向きにもなるタイプの小型フライス。昭和59年生まれで、作業台ベッドを下げすぎると戻らなくなるので、注意書きがあります。

岩下工業所製

よくこんな機械残してるなぁというような骨とう品。製造は昭和42年と銘板にはありますが・・・台帳にもない鉄の塊、でも動くんですよ。

森精機製

冒頭スクラップに廃棄したのと同じタイプの、いわゆる六尺汎用旋盤。少し若くて昭和61年生まれの36歳現役。

昭和40年代の機械工場の旋盤作業風景

下の写真は今うちにある中では最新の同じタイプの汎用旋盤。まだ生まれて5~6歳の幼稚園児みたいなもの。でも機械の基本構造は50年以上全く変わっていないことがわかります。

滝澤鉄工所製
アマダ製

昭和63年入社の34歳の働き盛り、この機械はアイアンワーカーと言って、アングル鋼や平鋼、丸棒をプレスで素早く切断したり、切り欠きをしたりするのに便利なものでいまだに作業者のみんなに重宝されています。

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番外編

三菱製

2トンのフォークリフトですが、昭和57年(1982年)8月からあります。この年の12月に「国友工業」に社名変更したのですが、いまだに旧社名「国友鉄工」の文字があざやかに残っています。40年間積み下ろし、運搬、そして冬にはバケットをつけて除雪作業にと八面六臂の大活躍。わが社の製造部門を補佐しているとともに、古い機械が廃棄されるときには、最後の積み込みのつらい役割を果たしています。

工場の片隅にたたずむ切断機。薄くて丸い切断砥石をつけて火花を飛ばして鉄を切ります。昔からこの切断火花が鉄工所の象徴的な風景でした。

今まで会社を支えてくれたベテラン機械たちに改めて感謝します。

社長