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会長日記

ホタル・・・

不思議な偶然というのが時々ある。2~3日前に家内が庭で見つけたホタルを一匹水槽に入れて、孫たちに見せてやろうと彼らのアパートの廊下に置いておいたが、死んでしまったのか一向に光らない。昨日持って帰って夜の8時過ぎ、自宅の井戸のそばで光っているので、孫たちを早速呼ぶ。母親である長男の奥さんも生まれて初めて実物を見たと喜んでいた。ブログで紹介しようと写真を撮ったけれど、当然うまくは撮れない。

暗闇での光が一つでないことに気づく、明るくしてみると、別の小さなホタルが水槽のそばに飛んできて一緒に光っている。

どこから来たのか知らないけれど、結構、幻想的な気分に浸ることができたし、孫たちに見せることができてよかった。

これだけでは、ブログネタとしては物足りないので、本棚にあった『ホタル帰る』を何の気なしに読み直す。

太平洋戦争終盤、特攻隊の基地があった鹿児島県知覧で若い隊員たちに実の母親のように慕われた、軍の指定食堂の経営者、鳥浜トメさんの物語。1945年6月、特攻隊員の宮川軍曹は、「小母ちゃん、死んだらまた小母ちゃんのところへ、ホタルになって帰って来る」と言い残して沖縄へ出撃したまま戻らなかった。ところが、その夜、トメさんの家に本当に一匹のホタルが入ってきたのである。この本の題名はこのエピソードからとられた。

不思議な偶然と冒頭に書いたのは、この宮川軍曹が出撃して、ホタルになって帰ってきたのが、なんと75年前の6月6日だったのです。ホタルなんてめったに見ないのに、たまたま、昨晩孫たちと見たホタル。そして、今日、ホタルつながりだけで、ブログのために手にとった本。それで気が付いた6月6日の縁。私たちはさまざまな不思議と偶然の中で生きていると実感しました。単純に軽く、季節のホタルの話題をネタにしようと思ったのに、とても奥深い気分になりました。

今晩、水槽の中のホタルは、庭に放してやることにします。

社長