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会長日記

初盆

滋賀県の特に湖北地域は、昔から浄土真宗の家庭が多く、お盆といっても、お墓参りに行かれるくらいが多いとも聞きます。我が家は先祖代々、浄土宗が宗派なので、お盆は大事な年中行事の時期です。特に今年は、私の母が昨年の7月に満90歳で亡くなったので、今年が初盆となります。

この間の日曜日には、お寺にお盆の間掲げておく晒の旗を上げてきました。我が家の菩提寺は、光明山稱名寺といい、養老6年(722年)行基上人開基、康安元年(1361年)浄土宗に改宗したとされる大変古いお寺です。今週10日には、お寺でおつとめと施餓鬼供養があり初盆の家は喪服で参加します。13日は夕方6時にお墓で精霊迎え(迎え火)をしてお参りをし、帰るとすぐにご住職が来られて、家で棚経、16日の精霊送りまで、仏壇飾りをして盆供養をします。

浄土宗の総本山は京都東山の知恩院さんです。毎年5月の連休のときに夫婦でお参りに行きます。宗祖法然上人800年大遠忌の2011年から始まった平成大修理がようやく今年の春に終わり、来年の4月13日から10月25日までが落慶法要の予定です。

昨年までの工事中の外観

 

内部はこのような感じでした

8年計画で屋根瓦の全面葺き替えや耐震補強、その他補修などが行われました。そして今年5月にお参りしたときには、外側の囲い(といってもそれだけで大規模構造物です)が取れて久し振りに本堂(御影堂)の全体が現れました。1633年に火災で焼失後、徳川3代将軍家光公によって再建された国宝の建物です。間口45メートル、奥行き35メートルという大きさで、建築に携わる者として400年前にどのように工事をしたのか、想像を超えています。

新しい瓦がまぶしい!!

知恩院にはもう一つ国宝の建造物があります。徳川2代将軍秀忠公が寄進した「三門」です。高さが24メートルもあり、大寺院の玄関に威容を誇っています。

南無阿弥陀仏

社長