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会長日記

六月病

昔から新入学の大学生なんかが、新学期が始まって連休明けぐらいになると、憂鬱な気分になる「五月病」というのが話題になりました。聞くところによると最近は、新入社員が研修が終わって、配属になる6月ぐらいに職場に適応できなくて会社に行くのが嫌になる「六月病」というのが流行っているそうです。

私は学校を卒業して社会人になって、今年の4月でちょうど満40年になりました。新入社員時代、私も「六月病」にかかってしまいました。

40年前に上司に買ってもらった算盤

私は、学校を卒業して、大手の住宅メーカーに入社します。住宅販売の営業が志望でした。1か月余りの全体研修のあと近畿営業部に配属となり、同期の新入社員はそれぞれの営業所に営業マンとして割り当てられましたが、私はなんと経理課に配属になってしまったのです。最初に上司に連れられて、会社のある千里中央のセルシーの中にある文房具店で買ってもらったのが算盤(そろばん)でした。自慢ではありませんが小学校3年生のとき、近所のそろばん塾へ通い始めたものの、3桁の計算ができずに3日でやめてしまった過去があります。それからの3か月くらいは仕事といえば算盤での計算ばかりで苦痛以外ありませんでした。当時は電卓なんて高価なものは新入社員には使わせてもらえなかったのです。詳しい経過は省略しますが、まさにその頃私は「六月病」といってよかったと思います。

私は弊社に入ってくれた新入社員には「仕事は最初から楽しいものではないよ」とよく言います。自分の希望とは違っても、これから長い社会人として生きていく勉強だと思えば、少々のことには耐えられます。

当時経験したことが、今になってありがたかったと心の底から思います。その時買ってもらった算盤は、今でも私の机の上にあります。

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庭のアジサイがすごくきれいに咲いています。

社長