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会長日記

ゴールデンウイークの風景

今年のゴールデンウイークは、前半が4月の3連休、後半が5月の4連休のカレンダー通りのところが多いようです。お天気にも恵まれ、本格的なコロナ明けのおかげで行楽、帰省で各地が賑わっています。

私は、4月の連休には5年振りに一般公開が再開された、京都蹴上の浄水場のツツジを見て、我が家の宗派である浄土宗の総本山である知恩院さんに家内とお参りに行ってきました。

場内に4600本もあるといわれる蹴上のツツジですが、27日初日の午前中ということで、人出も想像していたより少なく、6分~7分咲きの花をゆっくりと見ることができました。

この施設は、日本最初の急速濾過式浄水場として、明治45年(1912年)から給水が開始されました。当時の面影を残しているのは、第1高区配水池のレンガ造りの建物です。建築から100年を経て、平成29年に曳家工法で移動修復されました。

蹴上から歩いて20分~25分で知恩院です。

法然上人が承安5年(1175年)に、万人救済の道を阿弥陀仏の念仏の上に見いだされ、新たに浄土宗を開かれてより今年で850年を数えます。開宗850年ということでさまざまな慶讃行事も開催されています。

いつもより境内が物々しい雰囲気に包まれており、受付等もいっぱいあります。何事かと思って、御影堂(本堂)に向かうと堂内は立錐の余地もないほどの人で、みなさん一心にご詠歌を唱えておられます。

開宗850年御忌詠唱奉納大会とのことで「吉水講」とあります。あとで調べてみると、「吉水講」とは戦後の混乱期に浄土宗諸師により発足した吉水流詠唱の法会だそうです。「吉水」というのは法然上人がお住まいになられていた現在の知恩院周辺の当時の地名に由来しています。

吉水流詠唱には、三十一文字の和歌に曲を付けたご詠歌と、七五調の歌詞に曲を付けたご和讃とお舞があります。主にご婦人の信者さんがリンを鳴らしながらお唱えされるのですが、日頃からお稽古をされていてその奉納大会がその日だったのです。

貴重な場に同席できて、心洗われるひとときを過ごすことができました。

5月に入っての連休は、まず余呉湖一周ジョギングをしました(約7キロ)川並地区の広場には毎年のように鯉のぼりが泳いでいます。今の時期、新緑が目にまぶしいほどで、木々はほとんど緑一色です。そんな中、地元の人たちがお世話しておられる「サワオグルマ」群生地の黄色い花が今年も満開を迎えていました。

山側には野生のフジの花とのコントラスト、余呉湖側ではすき間からきれいな湖面が望めます。

私の住まいする大浜地区でも、今の時期を象徴する景色が見られます。

伊吹山を背に田植えの最盛期を迎えるとともに、お隣の転作の田んぼには、一気に色づいてきた麦の絨毯が心地よい風になびいています。

これら自然豊かな田んぼ道の沿道には、自然生えの「アヤメ」や雑草というにはかわいそうな可憐な「ヒメジョオン」が咲いています。

あまりに良い天気が続くので、何年振りかに大浜モデルのウッドデッキの塗り替えをしました。庇が長くて、そんなに雨風はかからないのですが、さすがに経年変化は見られます。雑巾で拭き掃除をしたあと、一回塗りを試みました。重ね塗りをしようかとも思いましたが、自然の風合いも考えそのまましばらく様子を見る事にします。

今年の冬に雪が積もったところをモップで掃き出すとき、長靴を履いていた跡も残っています。

塗り替え前と途中と完工後、少しは違いがわかるでしょうか。

ゴールデンウイークも残りあと一日、みなさん良き休日をお過ごしください。

会長