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会長日記

追悼・・小澤征爾さん

2月6日、世界的指揮者の小澤征爾さんが都内の自宅で亡くなった。

私はクラシック音楽も好きなので、あのキリスト教精神の色濃い西洋音楽の分野で、世界的に認められた最初の日本人「世界のオザワ」を心から尊敬していました。

1935年旧満州生まれ、24歳の時スポンサーになってくれた会社のスクーターに日の丸を掲げて単身貨物船でフランスに渡り、ブザンソン指揮者コンクールで第一位となり、カラヤンやバーンスタインといったスーパースターに師事して27歳で日本に凱旋、NHK交響楽団に招かれるも、経験不足もあり楽団にボイコットされ、以来日本には戻らず、欧米のオーケストラや観衆に圧倒的に支持されて世界を代表する巨匠になります。

ここ30年くらいは、世界中の若手演奏家を育成したり、日本国内でも「サイトウ・キネン・オーケストラ」や「水戸室内管弦楽団」などで新たな活動されていた。私が考える国際人としては、最も素晴らしい日本人の一人だと思います。

『 酒杯に梅の花浮かべ思うどち 飲みての後は散りぬともよし 』 ( 大伴坂上郎女:万葉集より )

訃報ニュースを聞いた夜、チャイコフスキーの弦楽セレナードのCDをかけて、昼間に見た梅の花を思い出しながら、そのむせび泣くような弦楽の調べに酒杯を一人かたむけました。

CD棚の一番上の段は小澤征爾指揮の作品で埋まっています。

小澤さん関連の本もたくさん持っています。・・・心からご冥福をお祈りいたします。

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20日ほど前には大雪に見舞われましたが・・・

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今日はまるで春が来たような陽気です。大浜のいつもの散歩道には、野生の水仙が咲いています。

会長