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BLOGきのもと秋のほんまつり
10月9日の祝日、「きのもと秋のほんまつり」というイベントに行ってきました。江北図書館ファンクラブの主催で、JR木之本駅前の図書館の駐車場で小さな出版社の直販市やおいしいもの屋台、ワークショップなどが開かれる予定でしたが、午前中の雨模様で木之本スティックホールでの開催となりました。
私の目当ては、神戸女学院大学の名誉教授でフランス文学、思想家の内田樹(うちだたつる)さんの講演会でした。「書物を開く、世界を開く」をテーマに刷新性の重要さ、自分の無知に気づくためには本が大切だと話されます。特に図書館は、来館者数や貸し出し数を競うのでなく、その蔵書のほとんどを読んでいないことを確認して、自分の無知に謙虚になり、少しでも努力しようと感じる場所だそうです。自分はもう何でも知っていて、学ぶことがないという不遜な人ほど無能なのだと言います。
私の部屋にも読んでない本が山積みになっていますが、これは自分の無知を認識するためではなく、単に買うスピードに読む方が追い付いていないだけです。
講演会の後、木之本駅前まで歩いて、江北図書館に行ってきました。
江北図書館は、伊香郡余呉村(長浜市余呉町)出身の弁護士・杉野文彌が、明治35年に設立した杉野文庫を前身に、明治40年に開館した私立図書館。それから約120年、町の人たちに支えられ、滋賀県で最も古い現存の図書館として活動を続けられています。
この建物は、昭和12年に郡農会の庁舎として建てられたもので、昭和50年から図書館として活用されています。
2階は畳敷きで、足が沈み込むような感触で、床が抜けそうな感じです。この古い建物を町のシンボル、文化財として守るために、改修資金をクラウドファンディング等で集められています。
江北図書館からも見える、本当にご近所で、今トータルサービスは住宅リノベーション工事をやっております。昔からの落ち着いた住宅街に、「つなぐ家」の黒い外壁が映えます。
読書で秋の夜長を過ごしてみましょうか。
社長
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