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BLOG私の本棚📖
何でも今日、観測史上初めて6月に梅雨が明けてしまったらしいです。本格的な夏が来る前に、雨の合間に爽やかな新緑の季節を楽しもうと思ってはいたものの、あっという間にむし暑い猛暑の季節となってしまいました。
こんな日々はエアコンをドライモードにして、室内でお気に入りの本でも読むのも賢い過ごし方でしょう。
自宅の大浜モデルの2階には部屋が三つあります。一つは私の寝室であり、もう一つは書斎として使っている遊び部屋、残りのひとつは3畳ほどの小さな納戸です。納戸というのは物置仕様なので、家内としては収納に使いたいのに私の書庫になってしまっているのでいつも不満たらたらです・・・そうです、私は2階にある3部屋全てを占領してしまっているのです。

建築基準法には「住宅の居室は採光のための窓などを居室の床面積の7分の1以上の大きさで設けなければならない」とあるので、このスペースは居室ではなく納戸とされます。書庫にとっては窓が少なくて日当たりが悪い事は、本が日に焼けないのでかえってメリットなのです。
納戸の中は大小幾つもの書棚とカラーボックスを積み重ねて本を置いています。空調がないので季節の良いときだけここにこもって本を探したり読んだりします。

その人が普段どんな本を読んでいるのかはとても気になります。ジャンルや著者の好みでその人の性格や、隠れた趣味・嗜好などがのぞけることがあります。そんな他人の本棚や書斎を紹介した本や雑誌も多く出ていていつも興味津々です。ただし、自分の本棚を見せるのは少々恥ずかしいですが・・・

細長い書斎にはオーディオ装置と大量のCD及びレコードがありますが、今回は本棚がメインなので紹介しません。 この家が完成して最初に買った家具が、天井まで届く壁面いっぱいの書棚です。ここには最初から並べる本は決まっていました。

1980年7月創刊の平凡出版社(現在はマガジンハウス)のBRUTUS(ブルータス)という雑誌です。この年の5月に結婚した私は、当時大阪・茨木に住んでいて、会社のある千里中央の本屋さんで毎月1日と15日発行のこの雑誌を買って帰ることを習慣にしていました。以来ちょうど丸45年、今では定期便で郵送されてくるこの本を1冊も欠けることなくコレクションしています。旧宅では段ボールに入れていたのですが、全てを見えるように並べてみたかったのです。

45年前の創刊号と先週買った最新号・・・全部で1033冊になります。タイトルロゴはずっと同じです。

今回はこの45年間買い続けているBRUTUSの本棚のことがとくに書きたかったのですが、ついでに他の本棚も紹介しておきます。
書斎の机の左側には昔買った全集や詩集があります。大学時代にはまっていた詩人・金子光晴全集15巻、クラシック音楽が好きになった頃に買った音楽評論家・吉田秀和全集10巻、ジャーナリストで評論家・大宅壮一全集30巻どれも全部は読み通せていません。全集とは案外そんな本棚のお飾りのような役割もあります。

机の右側には、アメリカのハードボイルド小説の人気作家であるロバート・B・パーカーの私立探偵スペンサーシリーズのすべての単行本。同じシリーズの文庫本は納戸の方にあります。

音楽関係の本も好きで、ある程度まとめてはいるもののあちこちに散乱しています。残念ながら読むより買う方が多いので、どんどん増殖するばかりです。今はやりの断捨離は理想ですが、現実は今のところ実現しそうにありません。

最後に、会社の事務所にもスチール棚一本分だけ本を置いてあります。

「梅雨の合間の楽しみ方」としてブログアップしようと思って用意していたのに、早々に梅雨があけてしまいました。
会長